WBCへの取り組み
WBCは4年ごとに行われる野球の祭典であり、当初は日本や韓国などアジア地区の頑張りが目立っていましたが、近年では北中米地域が巻き返しを図り、野球の本場アメリカもついに本腰を入れて参加するようになるなど、WBCは徐々に市民権を得始めており、日本もそう簡単には太刀打ちできないような状況となっています。
日本のプロ野球界がどのようにWBCに臨んでいるかですが、まずその年はプロ野球の開幕を遅らせることになっています。1週間程度遅れるため、例年とは違う調整が必要となります。また、壮行試合が組まれる関係でキャンプのタイミングこそ変わらないもの、練習などは早めに行われており、本来であればオフシーズンであるところを自主トレなどに精を出す光景などを見ることができます。
近年、大会に参加した選手がなかなか調子を取り戻すことができない姿が繰り広げられており、それまで大活躍をしていた選手が一転して不振にあえぐ姿を見ることになります。
こうしたこともあり、不振の場合には早々にファームに落とし、ゆっくりと調整をしてから再び第一線で活躍できるようにするなど、一応の配慮を見せていますが、中にはすぐ活躍する人もいるため、適応力は人それぞれといったところです。